雨の日に車を使ったあと、足元がじっとり湿っている。翌朝ドアを開けたら、こもったようなニオイがする。雨の日のカーマットの湿気とニオイは、主に濡れた靴と傘から持ち込む水分が原因です。対策の軸は3つで、①乗る前に水を落とす、②傘や濡れた物をマットに直接置かない、③帰ったらマットの裏と下を確かめて、濡れていたら乾かしてから戻すことです。雨用のマットを上に重ねて敷くのは、ペダル操作のさまたげになるおそれがあるので避けてください。
この記事では、水が入ってくる場所、乗るときにできる工夫、雨用マットの注意点、帰宅後から翌朝までの手順、そしてニオイが残るときの相談の目安を、東京・江東区の車内清掃のサンリバ・クリーンが順番に解説します。
📋 目次
雨の日のカーマットはどこから湿るのか
JAF(日本自動車連盟)の情報誌サイトJAF Mate Onlineは、雨の日の車内について「濡れた靴で車内に乗り込むと、フロアが湿って不快になるだけでなく、カビや悪臭の原因にも。」と書いています(JAF Mate Online「【2025年版】梅雨も快適! クルマの雨対策とおすすめグッズ6選【車内編】」)。同じ記事には「雨が続くと、窓を開ける機会も減り、車内に湿気がこもりがち。」ともあります。
東京では、梅雨の時期より秋の方が降水量の多い月があります。気象庁の東京(観測所)の平年値(統計期間1991〜2020年)では、月の降水量は9月が224.9ミリ、10月が234.8ミリで、6月の167.8ミリより多くなっています(気象庁「平年値(年・月ごとの値)東京」)。江東区をはじめ城東エリアで毎日車を使う方にとって、秋は足元の湿気に気をつけたい季節です。
当コラムの整理では、雨の日にカーマットが湿る入り口は次の3つです。
靴底の水は乗り降りのたびにマットへ移る
乗り降りのたびに入ってくるのが靴底の水です。水たまりを踏んだ靴や、濡れた路面を歩いてきた靴は、乗り込んだ瞬間からマットに水を移します。運転席は乗り降りの回数が多く、運転中も足を置く場所がほぼ決まっているため、同じ場所が繰り返し濡れます。通勤や買い物、子どもの送り迎えで1日に何度も乗り降りする日は、1回ごとの水は少なくても、夕方にはマットの奥まで湿っていることがあります。
たたんだ傘の水は一か所にたまる
たたんだ傘を足元に立てかけたり寝かせたりすると、布に残った水が先端から流れ出て、マットの同じ場所にしみ込みます。靴底の水が広く薄く広がるのに対して、傘の水は狭い範囲に集中するのが特徴です。後部座席の足元や助手席の足元に置いたまま忘れると、次に乗るまで乾く機会がありません。
乾ききる前に次の雨が来る
1日の雨なら、晴れた日に換気すれば乾くこともあります。気象庁は「秋雨」を「秋に降る雨、長雨になりやすい。」と説明しています(気象庁「予報用語 季節現象」)。雨の日が続くと、前の日の水分が抜けないうちに次の水が加わり、表面が乾いて見えても、裏側やマットの下に湿り気が残りやすくなります。こうして「乾ききらない状態」が続くと、ニオイの原因になります。
乗る前・乗るときにできること|水を車に入れない
車に入った水をあとから取るより、入れない方がずっと楽です。どれも数秒でできることなので、雨の日の習慣にしておくと、マットに入る水を減らせます。
乗り込む前に靴底の水を落とす
- 乗る直前に、乾いた場所や屋根の下で軽く足踏みをして、靴底の水と泥を落とす
- ドアを開けたら、片足ずつ車外で靴底を軽く打ち合わせてから足を入れる
- 駐車するときは、できるだけ運転席側のドアの下に水たまりがない位置を選ぶ
長靴やレインブーツから履き替えた場合は、脱いだ靴を袋に入れて、足元ではなく荷室などに置いてください。
傘は袋やケースに入れ、足元に直接置かない
傘は車の外で水をよく切ってから、口を閉じられる袋か、筒状の傘ケースに入れて積みます。置き場所は、マットの上ではなく荷室か、袋ごと倒れない場所にします。運転席の足元には置かないでください。転がった傘がペダルの近くに入り込むと、ペダル操作のじゃまになるおそれがあります。
袋やケースにたまった水は、その日のうちに捨てて乾かします。袋の中に水が残ったままだと、そこがニオイの出どころになります。
濡れた上着やレインウェアはシートに置かない
濡れた上着やレインウェアを座面に置くと、水分はマットではなくシートにしみ込みます。シートは外して干すことができないので、マットより乾きにくい場所です。濡れた衣類は袋にまとめて荷室へ置き、降りたら車の外で乾かしてください。
雨用のマットを使うときの注意|上に重ねて敷かない
雨の季節だけ、水を通しにくいマットや水を吸うマットを足元に追加したくなるかもしれません。ここでいちばん気をつけたいのが、今のマットの上に重ねて敷かないことです。
マツダ・ホンダの取扱説明書は「重ねない」と明記している
マツダの取扱書は「フロアマットは重ねて使用しない。」としたうえで、守られていないと「フロアマットがすべったり、ブレーキペダルやアクセルペダルにフロアマットが引っかかるなど、ペダル操作のさまたげとなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。」と書いています(マツダ MAZDA2 取扱書「フロアマットは車に合ったものを使用する」)。ホンダの取扱説明書にも「フロアアンカーで固定されているフロアマットの上に、他のフロアマットを重ねないでください。」とあります(Honda FIT 2021 取扱説明書「車内の清掃」)。
雨対策グッズの紹介記事などでは、マットの2枚使いが紹介されていることもありますが、車の取扱説明書は重ねないよう書いています。雨の日のために重ねたマットが、かえってペダルのじゃまになっては本末転倒です。重ね敷きが危ない理由と正しい敷き方は、カーマットの正しい敷き方|重ね敷きが危ない理由とズレの防ぎ方でくわしく解説しています。
季節で替えるなら「入れ替え」にする
雨の多い時期だけ別のマットを使いたいときは、今のマットを外して入れ替え、その車種用のマットを固定フックなどで正しく留めます。純正アクセサリーの中には、フロアカーペットマットとの同時装着ができると商品ページに明記しているものもあります(例:Honda Access「オールシーズンマット」N-BOX用)。その場合も、同時に使ってよいかどうかは、そのマットの説明書や商品ページの記載で確かめてください。記載がないものは重ねないのが原則です。
マットそのものを買い替える場合は、その車種用に作られ、固定フックなどでしっかり留められるものを選んでください。マツダの取扱書は「フロアマットは純正品を使用することをおすすめします。」としており、ホンダの取扱説明書にも「他のフロアマットをご使用の際は、フロアアンカーでしっかりと固定できるものをご使用ください。」とあります。純正品以外を選ぶときは、お使いの車の固定フックで留められるかを確かめてください。当社でも車種別のカーマット(LL・SSシリーズ)を販売しています。
雨の日の帰宅後から翌朝までにやること
雨の中で車を使った日は、車を降りる前後の数分で、翌日のニオイがかなり変わります。
マットをめくって、裏と下のカーペットを見る
マットの表面だけを見て「乾いている」と判断しないでください。運転席、助手席、後部座席の順に、マットの端を少しめくって、マットの裏面と、その下のフロアカーペット(車の床に張ってある布)が濡れていないかを見ます。傘を置いていた場所や、乗り降りの多い席は念入りに確かめます。
フロアカーペットが湿っていたら、乾いたタオルを押し当てて水分を吸い取り、ドアを開けて風を通します。車の取扱説明書は、車内の床に水をかけないよう求めていて、カーペットの洗浄も水をかけずにふき取ってから乾燥させる方法を示しています。くわしくは洗車と車内清掃はどちらが先?の「内装=床に水をかけない」の項で紹介しています。
濡れていたら、マットは車の外で乾かす
マットが裏まで濡れていたら、車から外して乾かします。車内に敷いたままでは、マットの水分がその下のカーペットに移るだけで、なかなか抜けません。干し方や乾かす時間の目安は、マットの素材や取扱表示によって違います。ゴム製・布製それぞれの洗い方と乾かし方は、車のフロアマットの洗い方と臭い取りで解説しています。
雨が続いて、翌朝までに乾きそうにないときは、生乾きのまま戻さないでください。洗い替え用のマットを用意しておくと、乾くまでの間も困りません。洗い替えの考え方は、カーマットの交換時期の目安にまとめています。
戻すときは固定とペダルの干渉を確かめる
乾いたマットを戻したら、固定フック(クリップ)などで正しい位置に留まっているかを必ず確かめます。トヨタの取扱説明書も、フロアマットが固定フックで正しく固定されていることを定期的に確認し、とくに洗車後は必ず確認するよう求めています。マットを外した日は、走り出す前に、エンジン(ハイブリッド車などはシステム)を止めてシフトをPに入れた状態で、ペダルを奥まで踏み込み、マットに当たらないかを確かめてください。
雨の日の帰宅後チェック(まとめ)
①傘・濡れた衣類・長靴を車から降ろす ②運転席→助手席→後部座席の順にマットをめくる ③マットが裏まで濡れていれば外して車の外で乾かす ④下のカーペットが湿っていればタオルで吸い取り、ドアを開けて風を通す ⑤戻したら固定を確かめ、停車中(シフトはP)にペダルを踏み込んで干渉がないかを見る
雨の日は窓の内側もくもりやすくなります。ガラスのくもりの原因と拭き方は、車の窓ガラス内側のくもり・油膜をご覧ください。梅雨から夏にかけての湿気対策は梅雨・夏の車内のカビ・ダニ対策で紹介しています。
乾かしてもニオイが残るときの考え方
マットを乾かしても、車に乗るとこもったニオイがする。その場合は、マットではなく、その下のフロアカーペットやシートに湿気がしみ込んでいることがあります。
雨の日以外も濡れているなら、水の入り口を疑う
靴や傘に気をつけているのに、晴れた日が続いても足元が湿っている、いつも同じ場所だけが濡れている、という場合は、持ち込んだ水ではなく、車そのものから水が入っている可能性があります。この場合は清掃の前に、原因を整備工場や販売店で点検してもらうことが先です。ニオイの原因の見分け方は、車内のニオイが取れない5つの原因で解説しています。
自分でできる範囲と、プロに相談するライン
ご自身でできるのは、水を持ち込まない工夫と、マットを外して乾かすこと、カーペットの水分をタオルで吸い取って換気することまでです。次のような場合は、プロへの相談を考えてもよいタイミングです。
- マットを洗って乾かしても、しばらくするとニオイが戻る
- マットを乾かしても、床のあたりから湿ったニオイがする
- 濡れた衣類を置いていたシートから、湿ったニオイがする
当社の料金表にはフロアーマット清掃(1席分2,420円・1列分3,960円・1台分7,480円/税込)があり、運転席のみ・前席のみ・1台分など洗浄範囲を選べます。ニオイについては、除菌・消臭プラン(7,480円・税込)の対応するニオイに「カビ臭・湿気臭(雨漏れ・濡れた荷物の長期放置)」が、シート洗浄(シート1脚 10,890円・税込)の対応する汚れに「カビ・湿気臭(雨漏れ・濡れた荷物による染み込み)」が載っています。シート洗浄では、適切な水分量と薬剤・抽出機を使い分けて、内部の発泡材まで洗浄液を届けて回収します。作業の流れのとおり、洗浄後は専用の乾燥工程で水分を抜いてからお引き渡しします。
湿気がどこまでしみ込んでいるかは、車と状態によって違います。どのメニューを組み合わせるか、どこまでニオイを抑えられるかは、作業前に状態を確認し、お見積りの段階でご説明します。雨漏れなど水の入り口そのものの修理は、当社の作業には含まれません。
- 出張費は対応エリア内一律2,200円(税込)です
- フロアーマット清掃・除菌・消臭プラン・シート洗浄は、料金表では「オプション/個別メニュー」に入っています。オプション・個別メニューのみのご利用は、1訪問あたり出張費含め11,000円(税込)以上から承ります(ご利用ガイド)
- 出張作業は敷地内(所有・賃貸を問わず)でのみ承り、一般道路上では作業できません。お車のドアを全開にできる作業スペースの確保と、電源・水のご提供をお願いしています(電源の確保が難しい場合は電源持ち込み3,850円・税込)。作業車を停める場所がない場合、近隣のコインパーキングの駐車料金はお客様のご負担です。作業スペースが確保できない、敷地内に駐車できないなどの理由で当日作業ができない場合は、キャンセル料(11,000円・税込)がかかります。マンションなどで共用部の電源が使えるか分からない場合は事前にお知らせいただき、作業できる場所がない場合は江東区亀戸の拠点へのお持ち込みもご相談ください
- 荒天時など、天候によって作業日程を変更させていただく場合があります
雨の日のカーマット|よくある質問
▶ Q. 雨の日だけ、今のマットの上にゴムのマットを重ねてもいいですか?
A. 重ねないでください。この記事で紹介したとおり、マツダやホンダの取扱説明書は、フロアマットを重ねて使わないよう書いています。雨の時期だけ使うなら、今のマットを外して入れ替え、固定フックなどで正しく留めてください。例外は、同時に装着できることがそのマットの説明書や商品ページに明記されている専用品だけです。
▶ Q. 足元に新聞紙やタオルを敷いて水を吸わせるのはどうですか?
A. 運転席の足元には敷かないでください。マットの上に敷いた物は固定されていないので、足の下でずれたり、ペダルの近くに入り込んだりするおそれがあります。濡れた物の置き場所として使うなら、荷室などペダルから離れた場所にしてください。
▶ Q. 雨の日は毎回マットを外さないといけませんか?
A. 毎回外す必要はありません。帰ったらマットの端をめくって、裏とその下が濡れていないかを見てください。下のカーペットが湿っていたらタオルで水分を吸い取ってドアを開けて風を通し、マットが裏まで濡れていたら外して乾かします。
東京・江東区でカーマットと車内のニオイのご相談はサンリバ・クリーンへ
車内清掃のサンリバ・クリーンは、江東区亀戸を拠点に、東京9区(江東区・墨田区・江戸川区・葛飾区・足立区・荒川区・台東区・中央区・千代田区)と千葉県の市川市・浦安市へ出張しています。お見積りは無料で、ご希望に応じて出張での現車確認も無料で承ります。お車の現状写真があると、より正確にお見積りできます(写真の送り方は、お問い合わせの際にご確認ください)。
出張作業などで担当者が不在の場合があるため、まずはお電話・メールでご相談ください。お名前、ご住所、お車の車種と、マットやシートの状態をお知らせいただければ、お見積りの段階で作業内容をご説明します。江東区をはじめ城東エリアで、雨の日のあとのマットの汚れや車内のこもったニオイが気になる方は、まずはお電話・メールでお問い合わせください。
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