カーマットの正しい敷き方|重ね敷きが危ない理由とズレの防ぎ方

カーマットの正しい敷き方|重ね敷きが危ない理由とズレの防ぎ方

カーマット(フロアマット)は「敷いてあればいい」ものではありません。国土交通省は、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切な使い方をすると、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり急加速につながる不具合が発生することがあると注意を呼びかけています。つまり、敷き方は見た目や汚れ防止の話ではなく、運転の安全に直結するポイントです。この記事では、正しい敷き方と固定のしかた、マットがズレる原因、運転前にできる短時間のチェックまでを、東京・江東区で車内清掃とカーマット販売を行う立場から整理します。

📋 目次

  1. カーマットの「重ね敷き」が危ないと言われる理由
    1. ズレたマットがアクセルペダルに引っかかる
    2. ブレーキが踏み切れなくなることもある
  2. カーマットの正しい敷き方|取扱書が求めている5つのこと
    1. 車種・年式・運転席用が合ったものを使う
    2. 固定フック(クリップ)で必ず留める
    3. 重ねない・裏返さない・前後を逆にしない
  3. カーマットがズレる主な原因
    1. サイズ・形状が車に合っていない
    2. 固定フックを使っていない・固定具が傷んでいる
    3. 洗ったあと、そのまま戻している
  4. 運転する前の30秒チェック
    1. 固定を目で見て確かめる(特に洗車・洗浄のあと)
    2. ペダルを奥まで踏み込んで干渉を確かめる
  5. ズレにくいカーマットを選ぶときの見方
    1. 車種・グレードに合わせて作られているか
    2. フチとヒールパットで端の傷みと摩耗を抑える
  6. 江東区・東京でカーマットと車内清掃のご相談は

カーマットの「重ね敷き」が危ないと言われる理由

純正マットを汚したくない、冬だけ厚手のマットを足したい——そうした理由から、もともと敷いてあるマットの上にもう1枚重ねる方がいます。気持ちはよく分かるのですが、これは自動車メーカーや国の機関がそろって「やめてほしい」と案内している使い方です。

ズレたマットがアクセルペダルに引っかかる

国土交通省は、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使用すると、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が発生することがあるとして、注意事項を公表しています。三菱自動車も安全ガイドの中で、2重・3重に敷くと上部のフロアマットがずれてアクセルペダルを押してしまうことがあるとして、「絶対に重ね敷きしないでください」と明記しています。

重ねた上側のマットは、車両側の固定フックに留まっていません。留まっていないものは、乗り降りやペダル操作のたびに少しずつ前へ送られます。運転席の足元は自分の目線からは見えにくい位置なので、ズレていることに気づかないまま走り出してしまうのが怖いところです。

ブレーキが踏み切れなくなることもある

問題はアクセル側だけではありません。三菱自動車は、フロアマットが丸まってブレーキペダルの下に入ると、ペダルを踏みきることができなくなるなど重大な事故につながるおそれがあるとしています。

さらに国土交通省は、フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速した場合にブレーキ操作を繰り返し行うと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下するため、ブレーキ操作に大きな踏力(強く踏む力)が必要になるとも注意を促しています。「何度も踏めばいずれ止まる」とは限らない、ということです。

古いマットが汚れてきたので新しいマットを買った、という場面がいちばん危険です。古い方を外さずに上に重ねてしまうケースが少なくありません。新しいマットに替えるときは、必ず古いマットを取り外してください。

カーマットの正しい敷き方|取扱書が求めている5つのこと

自動車メーカーの取扱書には、運転席にフロアマットを敷くときの守りごとが具体的に書かれています。たとえばトヨタの取扱書では、守らないとフロアマットがずれて運転中に各ペダルと干渉し、思わぬスピードが出たり車を停止しにくくなるなど事故の原因になるとして、次の内容が挙げられています。

車種・年式・運転席用が合ったものを使う

▶ 純正品であっても、他車種および異なる年式のフロアマットは使用しない
▶ 運転席専用のフロアマットを使用する

意外と見落とされがちなのがこの2点です。同じ車名でも、年式やグレードによって足元の形状や固定フックの位置が変わることがあります。「同じ車種だから大丈夫」と譲り受けたマットを敷くと、固定穴の位置が合わず、結局は留められないまま使うことになりかねません。助手席用や後席用を運転席に回すのも同じ理由で避けてください。

固定フック(クリップ)で必ず留める

▶ 固定フック(クリップ)を使って、常にしっかりと固定する

たとえばトヨタの取扱書では、固定フック(クリップ)にフロアマットの取り付け穴をはめ込み、フック上部のレバーをまわして固定する、と手順が示されています。フックの形状は車種によって異なります。日本自動車工業会も、フロアマットの使い方については必ず取扱説明書を確認するよう呼びかけていますので、お車の取扱説明書で固定方法をご確認ください。留めたあとに手で軽く引いてみて、動かなければ固定できています。

重ねない・裏返さない・前後を逆にしない

▶ 他のフロアマット類と重ねて使用しない
▶ フロアマットを前後逆さまにしたり、裏返して使用しない

裏返しや前後逆は、一見すると「摩耗が均等になって長持ちしそう」に思えるかもしれません。しかし、マットは表面の毛の向き・裏面の滑り止め・固定穴の位置がセットで設計されています。向きを変えた時点で固定穴が合わなくなり、滑り止めも本来の働きをしません。

カーマットがズレる主な原因

「きちんと敷いているのに、いつの間にか前にずれている」というご相談も多くいただきます。原因はだいたい次の3つに整理できます。

サイズ・形状が車に合っていない

日本自動車工業会は、運転席フロアマットの使い方をまとめた資料の中で「ぴったりを選ぼう」として、車に合わないフロアマットを使用するとアクセルペダルにひっかかったり覆ってしまうこと、また変形してアクセルペダルにひっかかるおそれがあることを挙げています。

汎用サイズのマットは、足元の立ち上がりやシートレールの張り出しに沿っていないため、どうしても遊びが出ます。遊びがあるぶん、かかとで蹴るたびに動きます。特に、フロアの形状が複雑なミニバンやSUVでは差が出やすい部分です。

固定フックを使っていない・固定具が傷んでいる

そもそも留めていない場合のほか、長く使ううちにマット側の固定穴が広がっていたり、車両側のフックのレバーが割れて回らなくなっていることがあります。留めたつもりでも手で引くとスッと動くなら、固定できていません。フック側の部品が壊れている場合は、ディーラーや整備工場で部品交換の相談をしてください。

洗ったあと、そのまま戻している

マットを洗って戻すときは、位置合わせがどうしても雑になりがちです。トヨタの取扱書でも、すべての固定フックで正しい位置にしっかり固定されていることを定期的に確認し、特に洗車後は必ず確認するよう求めています。洗った直後は「乾いたから戻した」で終わりにせず、必ず留め直しまでを1セットにしてください。

なお、生乾きのまま戻すと今度はカビやニオイの原因になります。洗い方と乾かし方は車のフロアマットの洗い方と臭い取りで詳しく解説しています。

運転する前の30秒チェック

難しい点検は必要ありません。トヨタの取扱書が挙げている確認事項は、そのまま日常の習慣にできる内容です。

固定を目で見て確かめる(特に洗車・洗浄のあと)

乗り込んだら、足元をのぞき込んでマットの前端が正しい位置にあるか、固定フックがすべて留まっているかを見ます。手で軽く前に引いてみて動かなければ問題ありません。洗車機に入れた後、車内清掃を受けた後、荷物を大量に積み下ろしした後は特に確認をおすすめします。

ペダルを奥まで踏み込んで干渉を確かめる

トヨタの取扱書(ハイブリッド車のアクア)では、ハイブリッドシステムを停止しシフトポジションがPの状態で、各ペダルを奥まで踏み込み、フロアマットと干渉しないことを確認するよう案内しています。エンジン車であれば、エンジンを止めてシフトをPに入れた状態が同じ条件です。必ず停車中・停止状態で行ってください。アクセル・ブレーキそれぞれを一番奥まで踏んで、途中で何かに当たる感触がなければ大丈夫です。

冬用の厚手マットやゴムマットに替えたとき、社用車を別の人と共用しているとき、レンタカーや代車に乗るときは、この30秒チェックの価値がとくに高くなります。足元の状態が「前回と同じ」とは限らないためです。

ズレにくいカーマットを選ぶときの見方

車種・グレードに合わせて作られているか

ズレ対策としていちばん効くのは、そもそも足元の形にぴったり合ったマットを使うことです。当社のカーマットは車種・グレードに合わせてお作りしており、価格も車種・グレード・シリーズ・カラーの組み合わせ・ヒールパット仕様によって変わります。同じ車名でもグレードによって適合が異なる場合がありますので、お見積りの際は車種・年式・グレードをお知らせください。

なお、マットを新調しても車両側の固定フックで留められることが前提です。お車のフックの形状や位置についてご不明な点があれば、ご相談の段階でお伝えください。

フチとヒールパットで端の傷みと摩耗を抑える

マットの端(フチ)のオーバーロック加工は仕上がりを大きく左右する工程で、端のほつれを抑える役割もあります。かかとが当たる位置に付けるヒールパットは、いちばん摩耗しやすい部分を守るパーツです。当社ではフチのカラーを44色からお選びいただけ、ステッチの色も変更できます。ヒールパットは通常ラージサイズを標準でお取り付けしています。

シリーズや色の詳しい違いはカーマットの選び方|LL・SSシリーズの違いでまとめていますので、仕様を比べたい方はそちらをご覧ください。いま使っているマットを買い替えるか、洗って使い続けるかで迷うときはカーマットの交換時期の目安が判断の材料になります。

江東区・東京でカーマットと車内清掃のご相談は

車内清掃のサンリバ・クリーンは、東京・江東区亀戸を拠点に、車内清掃とカーマット販売を行っています。カーマットのご相談では、いま使っているマットの状態を拝見したうえで、洗浄で十分か、作り直した方がよいかをお伝えしています。

フロアマットのクリーニングは、1席分2,420円・1列分3,960円・1台分7,480円(いずれも税込)で承っています。マットだけでなく、フロアカーペットやシートの内部までニオイが染み込んでいる場合は、表面の拭き上げでは届きません。当社はシート内部の発泡材まで届くプロの分解洗浄に対応しており、必要に応じて次亜塩素酸水とオゾンによる除菌・消臭も組み合わせます。詳しくはカーマット販売のページ料金表をご覧ください。

江東区のほか、墨田区・中央区・江戸川区など東京23区と、千葉県西部・埼玉県東南部・神奈川県北東部(当社から30km圏内)へ出張対応しています。お見積りは無料ですので、足元のマットが気になっている方はお気軽にご相談ください。

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