洗車と車内清掃、どちらを先にやるべきか迷ったことはありませんか。結論から言うと、迷ったら「車内が先、洗車が後」です。理由は自動車メーカーが、外装は水をたっぷりかけて洗うよう案内する一方で、内装の床は水で洗わないよう明確に注意しているから。この記事では、東京・江東区の車内清掃のサンリバ・クリーンが、順番の決め方と洗車・車内清掃それぞれの頻度の目安を、メーカーの取扱説明書に沿って解説します。
📋 目次
結論:迷ったら「車内が先、洗車が後」
メーカーの取扱説明書は順番を決めていない
まず正直にお伝えすると、少なくともトヨタ自動車の取扱説明書(シエンタ)には、「洗車と車内清掃はこの順番で」という指定はありません。取扱説明書は「外装の手入れ」と「内装の手入れ」がそれぞれ別の項目として書かれていて、どちらを先にするかは持ち主に任されています。
それでも順番に答えが出るのは、外装と内装で「水」の扱い方がまったく逆だからです。この一点を押さえると、迷わなくなります。
決め手は「室内は水で洗ってはいけない」
トヨタ自動車の取扱説明書(シエンタ)の「内装の手入れ」には、床について「水で洗わないでください」と明記されています。理由として、オーディオやフロアカーペット下にある電気部品に水がかかると、車の故障の原因になったり、ボデーが錆びるおそれがあると説明されています。さらに同じページの警告欄には「車内に水をかけたり液体をこぼしたりしないでください。電気部品などに水がかかると、故障や車両火災につながるおそれがあり危険です」とも書かれています。
カーペットについても「カーペットは常に乾いた状態を保つことをおすすめします」とされ、洗浄する場合は市販の泡タイプクリーナーを使い、「直接水をかけたりせず、ふき取ってから乾燥させてください」と案内されています。
一方の洗車は、水をたっぷり使う作業です。つまり車内清掃と洗車は「濡らしてはいけない作業」と「濡らす作業」の組み合わせで、濡らす作業を後に回したほうが、室内に水を持ち込むリスクが下がるというわけです。
車内を先にする、もう1つの理由
車内清掃では、掃除機でシートの隙間やフロアの砂ぼこりを掻き出します。このとき出たホコリや砂は、ドアの開口部やボディの下まわりにも落ちます。車内を先に終わらせておけば、そのホコリを最後の洗車でまとめて流せます。逆の順番だと、せっかく洗ったボディの上に車内から出たホコリが乗ることになります。
外装と内装では「水」の扱いが正反対
外装=水をたっぷり、上から下へ
同じ取扱説明書の「外装の手入れ」では、手入れの作業要領として「水を十分かけながら、車体・足まわり・下まわりの順番に上から下へ汚れを洗い落とす」とされています。続けて、車体はスポンジやセーム皮のようなやわらかいもので洗い、汚れがひどいときはカーシャンプーを使って水で十分洗い流し、最後に水をふき取る、という流れが示されています。
いきなりスポンジでこすらず、まず水で砂やホコリを流すのがポイントです。乾いた砂粒が付いたままこすると、それが研磨剤のように働いて細かい傷の原因になります。
内装=床に水をかけない
対して内装は、前述のとおり床を水で洗うことが禁じられています。「フロアマットを外して洗う」のは問題ありません(ただし純正マットや特殊加工のものは水洗いが推奨されない場合があるため、洗う前に取扱表示をご確認ください)が、マットの下のカーペットそのものに水をかけるのはNGということです。シートに飲み物をこぼしたときも、水をかけて流すのではなく、水分を吸い取りながら処置していくのが基本になります。
同じ取扱説明書では、清掃に使う溶剤についても指定があります。シート以外の部分にはベンジンやガソリンなどの有機溶剤・酸性やアルカリ性の溶剤・染色剤・漂白剤を使わないこと、シート部分にはシンナー・ベンジン・アルコール・その他のアルカリ性や酸性の溶剤を使わないこととされています。「家にある洗剤で何とかしよう」と考える前に、取扱説明書を一度確認してください。
高圧洗浄機はドアやガラスの開閉部に近づけない
高圧洗浄機を使う方は、特に注意が必要です。同じ取扱説明書の「高圧洗車機を使うとき」には、「室内に水が入るおそれがあるため、ノズルの先端をドアやガラスの開閉部に近付けすぎたり、同じ場所に連続してあてたりしないでください」と書かれています。
ほかにも、モールやバンパーなど樹脂部分は変形・損傷のおそれがあるため洗浄ノズルと車体との距離を30cm以上離すこと、フロントウインドウガラス下部へ連続して水をあてないこと(エアコンの空気取り入れ口があり、エアコンが正常に作動しなくなるおそれがある)、車両の下まわりを洗浄しないことなどが挙げられています。——なお、ここに水が入った車から、後日エアコンのニオイやカビのご相談をいただくこともあります。エアコン側の話は車のエアコンのカビ臭対策でも解説しています。
車内→洗車で進める4ステップ
① フロアマットを外して、いちばん先に洗う
最初にやるのはフロアマットの取り外しです。洗って干すのに時間がかかるので、着手を早めるほど段取りがよくなります。マットを外すと足元のカーペットがむき出しになり、砂やホコリを取りやすくなるという利点もあります。素材別の洗い方と乾かし方は車のフロアマットの洗い方と臭い取りにまとめています。
乾ききらないうちに戻すと、カビやニオイの原因になります。完全に乾いてから敷き直すことを守ってください。湿気とニオイの関係は梅雨・夏の車内のカビ・ダニ対策もあわせてご覧ください。
② 車内は上から下へ、水をかけずに
車内も外装と同じで、上から下へ進めるのが基本です。ダッシュボードやドアの上部を先に拭き、最後にフロアへ。逆にやると、上から落ちたホコリでせっかく掃除した足元がまた汚れます。掃除機が届かない隙間の攻め方は車内のホコリと砂の取り方で詳しく解説しています。
なお、内装に艶出しワックスや艶出しクリーナーを使うのは避けてください。取扱説明書では、インストルメントパネルがフロントウインドウガラスへ映り込み、運転者の視界をさまたげるおそれがあると警告されています。内装の塗装のはがれや変形の原因にもなるとされています。
③ 洗車も上から下へ
車内が終わったら洗車です。屋根から順に水をかけ、車体・足まわり・下まわりへと下ろしていきます。作業中はドアを開け閉めする回数をできるだけ減らすと、室内が濡れるリスクを抑えられます。
時間帯にも気をつけたいところです。直射日光が当たって高温になったボディでは水滴の乾きが速く、水道水に含まれるミネラル分が乾き際に残ってシミのように見えることがあります。朝夕の涼しい時間帯や日陰を選び、洗い流したら早めに拭き取るのがおすすめです。
④ ドアを開ける前に、開口部の水滴を拭く
ここが最後にして、いちばん見落とされる工程です。洗車直後のドア周りには、ゴムのふち(ウェザーストリップ)や窓の下端に水がたまっています。そのままドアを開けると、たまっていた水が室内側の敷居やフロアに落ちます。前述のとおり、そこは水をかけてはいけない場所です。
拭き上げのときに、ボディだけでなくドアの開口部・敷居・給油口まわりまで水気を取ってから、はじめてドアを開けてください。この一手間で、洗車のたびに足元が湿るという事態を防げます。
洗車後にもう1つ
取扱説明書には、ブレーキパッドやディスクローターについて「水に濡れた状態のまま駐車しておくと、錆びて貼り付くことがあります。洗車後は低速で走行し、ブレーキを数回かけて乾燥させてから駐車してください」とあります。洗ってすぐ停めっぱなしにしないことも、覚えておくと安心です。
頻度は「何か月に1回」ではなく「こうなったら」
メーカーが「ただちに洗車」と挙げている場面
「洗車は何か月に1回がいいですか」とよく聞かれます。ところが取扱説明書を読むと、メーカーは期間で区切っていません。代わりに「塗装の劣化や車体・部品(ホイールなど)の腐食を防ぐために」として、「次のような場合は、ただちに洗車してください」と具体的な場面が挙げられています。
| ただちに洗車すべき場面 |
|---|
| 海岸地帯を走行したあと |
| 凍結防止剤を散布した道路を走行したあと |
| コールタール・花粉・樹液・鳥のふん・虫の死がいなどが付着したとき |
| ばい煙・油煙・粉じん・鉄粉・化学物質などの降下が多い場所を走行したあと |
| ほこり・泥などで激しく汚れたとき |
| 塗装にベンジンやガソリンなどの有機溶剤が付着したとき |
つまり洗車の頻度はカレンダーではなく、走った場所と付いた汚れで決まるということです。何も付いていなければ多少間が空いても構いませんし、鳥のふんが付いた翌日なら洗うべき、という考え方になります。
江東区・湾岸エリアを走る車で気をつけたいこと
上のリストの先頭に「海岸地帯を走行したあと」があるのは、江東区にお住まいの方には見逃せないポイントです。江東区から湾岸道路や東京湾沿いの臨海部を走る機会は多く、潮風にさらされる時間もそれなりにあります。海側を走ったあとは、期間を空けずに一度流しておくと、下まわりの状態が変わってきます。
また、都市部は「ばい煙・粉じん・鉄粉などの降下が多い場所」に当てはまりやすい環境です。幹線道路沿いの月極駐車場や、屋根のない立体駐車場に停めている車は、汚れの付き方が早い傾向があります。春先の花粉の時期も、リストにあるとおり早めの洗車が推奨される場面です。
内装は素材ごとに目安が違う
車内清掃の頻度については、取扱説明書に全体をまとめた記載はありません。ただし本革シートについては「品質を長く保つため、年に2回程度の定期的なお手入れをおすすめします」と目安が示されています。手順は、掃除機などでほこりや砂を取り除き、ウール用の中性洗剤を水で約5%にうすめてやわらかい布に含ませて汚れをふき取り、固く絞った布で洗剤をふき取ってから乾いた布で水分を取り、風通しのよい日陰で乾燥させる、というものです。
合成皮革の場合は、掃除機などでほこりを取り除いたあと、中性洗剤を水で約1%にうすめてやわらかい布に含ませてふき取るとされています。同じ「シート」でも希釈率が違う点にご注意ください。素材別のケアは車の本革・合皮シートのお手入れ方法で詳しく扱っています。
ファブリックシートやフロアについては、走らせ方によって汚れ方が大きく変わります。小さなお子さまを乗せる車、ペットを乗せる車、仕事で毎日使う車は、それだけ砂・食べこぼし・毛がたまります。「掃除機をかけても足元がざらつく」「窓を閉めるとニオイが気になる」と感じたときが、手を入れるタイミングと考えてください。
自分でやる範囲と、プロに任せたほうがいいライン
ここまでの手順は、道具さえあればご自身でできる範囲です。逆に、次のような状態は自分での作業では戻りにくく、プロの領域になります。
▶ シートの奥まで染み込んでいる
飲みこぼしや嘔吐、ペットの粗相などは、表面を拭いても内部の発泡材まで汚れが届いていることがあります。表面の拭き上げでは届かないため、時間が経つとニオイだけが残ります。
▶ 水を使わないと落ちないが、水を使えない
フロアカーペットは水で洗えないと説明したとおりです。プロの作業では、洗浄液を入れながら同時に吸い上げる機材を使い、車体側に水を残さないように処置します。ご家庭で水をかけて拭き取るのとは、残る水分量が違います。
▶ ニオイの原因が特定できない
消臭剤をまいても戻ってくるニオイは、発生源が残っています。原因を分解しないかぎり、上書きしているだけになります。
サンリバ・クリーンでは、車内まるごと清掃でシートやフロアの内部まで届くプロの分解洗浄を行っています。料金の一覧は料金表でご確認いただけます。
江東区で洗車と車内清掃をまとめて頼むなら
「順番を守って自分でやるのは分かったが、時間が取れない」という方は、外も中もまとめてご相談ください。サンリバ・クリーンでは洗車・撥水ボディコーティングもお受けしています。シャンプー洗車は軽自動車2,200円・乗用車2,750円・RV/1BOX 3,850円(いずれも税込)です。
なお、洗車のみをご希望の場合は、江東区亀戸の弊社拠点へのお持ち込みをおすすめしています(撥水ボディコーティングをご利用の場合は、出張費2,200円[税込]で出張も承ります)。車内清掃は東京9区(江東区・墨田区・江戸川区・葛飾区・足立区・荒川区・台東区・中央区・千代田区)と千葉県市川市・浦安市へ出張で伺っていますので、「洗車のついでに車内も」「車内清掃のついでにボディも」といった組み合わせのご相談も歓迎です。江東区亀戸の拠点から10km圏内であれば出張対応が可能で、お見積りは無料です。
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