ハンドルやシフトノブの手垢・ベタつきは、車を止めた状態で、水かぬるま湯を含ませて固く絞った布でふき取るのが基本です。落ちないときは中性洗剤を薄めて布に含ませてふき、最後に洗剤分を残さないようにふき取ります。スプレーを直接吹きかけないこと、アルコール類を含むクリーナーや艶出しクリーナーを使わないことも大切です。ただし、使ってよい洗剤の濃さや使わない溶剤は、メーカーや車種、ハンドルの素材(樹脂・本革・合成皮革)で違います。まずはお手元の車の取扱説明書の「内装の手入れ」を確認してください。
この記事では、毎日手で触れるハンドルとシフトノブが汚れやすい理由、取扱説明書に沿った素材別の拭き方、使わないほうがよいもの、ハンドル中央のパッド部分の注意、拭いても気になるときの相談先を、東京・江東区の車内清掃のサンリバ・クリーンがまとめます。
📋 目次
ハンドルとシフトノブに手垢がたまりやすい理由
運転のたびに素手で握る場所
ハンドルとシフトノブは、車の中でいちばん長く、いちばん多く手で触れる場所です。手の皮脂や汗、ハンドクリームや日焼け止めなどが少しずつ移り、そこにほこりが重なると、黒ずみやベタつきとして目に見えるようになります。シートと違って毎日握る場所なので、汚れがたまるのも早い部位です。
営業車や送迎車のように何人もの人が運転する車では、なおさら手の触れる回数が増えます。シートベルトの手垢も同じ理由でたまりやすく、こちらはシートベルトの黒ずみの落とし方で詳しく説明しています。
素材によって手入れの方法が変わる
ハンドルとシフトノブの表面は、車種やグレードによって樹脂(プラスチック)、本革、合成皮革などに分かれます。トヨタの取扱説明書は「内装の手入れ」の冒頭で、「お手入れは、部位や素材に合った適切な方法で実施してください。」としています。なお、この記事で紹介するトヨタの記述はAQUA・MIRAI、ホンダの記述はFIT 2021の取扱説明書(Web版)によるもので、ほかの車種では内容が違うことがあります。
見た目が似ていても、本革と合成皮革では洗剤の濃さが違い、メーカーによっても数字が違います。金属調やウッド調の飾りが付いている場合も、素材ごとの手入れ方法が別に書かれていることがあります。自分の車のハンドルがどの素材かは、取扱説明書や購入時の資料(装備表)で確かめてから始めると安心です。
取扱説明書に沿ったハンドル・シフトノブの拭き方
始める前に:車を止め、スプレーは布に
拭き掃除は、安全な場所に車を止めてから行います。トヨタの取扱説明書には、ハンドルのホーンマークの周辺部を押すとホーンが鳴る、とあります。住宅街や早朝の駐車場では、拭いている途中でホーン(警音器)を鳴らしてしまわないよう、力をかけすぎないように気を付けてください。
洗剤や水は、ハンドルに直接スプレーせず、布に含ませてから拭きます。ホンダの取扱説明書は「室内に水をかけないでください。」としており、トヨタの取扱説明書もSRSエアバッグの構成部品や電気配線をぬらさないよう警告しています。ハンドルには運転席のエアバッグやスイッチ類があるので、液だれさせないことが大切です。
樹脂・合成皮革は水拭きから、落ちなければ薄めた中性洗剤
トヨタの取扱説明書にある室内の手入れの手順は、次の3段階です。
▶ 1 掃除機などでほこりを取り除き、水またはぬるま湯を含ませた布でふき取る
▶ 2 汚れが落ちない場合は、中性洗剤を水で約1%に薄めてやわらかい布に含ませふき取る
▶ 3 水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る
合成皮革部分の手入れも、同じ取扱説明書では中性洗剤を約1%に薄めて使う手順です。ホンダの取扱説明書も、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものを柔らかい布に軽く含ませ、固く絞って汚れを落とし、そのあと真水を含ませたきれいな布で洗剤分を落とす、という流れです。
手垢を一度で落とそうと強くこするより、布のきれいな面に替えながら何回かに分けてふき取ってください。洗剤を使ったときは、3番目の「表面に残った洗剤・水分をふき取る」までを1セットにします。拭き終わったら乾いた布で水分をふき取り、ハンドルやシフトノブが湿って滑りやすいまま運転しないでください。
本革巻きはメーカーごとの濃さに合わせる
本革巻きのハンドルやシフトノブは、取扱説明書の本革部分の手入れ方法が目安になります。ここはメーカーで数字が違うので注意が必要です。下の2社はあくまで例なので、お手元の取扱説明書に書かれた洗剤の種類と濃さに従ってください。
- トヨタ(AQUA・MIRAIの取扱説明書):ウール用の中性洗剤を水で約5%に薄めて使用し、そのあと固く絞った布で洗剤をふき取り、乾いたやわらかい布で水分をふき取って風通しのよい日陰で乾燥させる
- ホンダ(FIT 2021の取扱説明書「車内の清掃」):ウール用中性洗剤の10%水溶液を柔らかい布に軽く含ませて汚れを落とし、真水を含ませて固く絞った布で洗剤分をふき取り、乾いた布で水分をふき取って日陰で乾燥させる
トヨタの取扱説明書は、本革部分について「品質を長く保つため、年に2回程度の定期的なお手入れをおすすめします。」とし、直射日光に長時間さらさないこと、特に夏場は日陰で車を保管することも挙げています。ホンダの取扱説明書も「汚れが付着したらすぐに拭き取ってください。」としています。本革シートも含めた革の手入れは、車の本革・合皮シートのお手入れ方法にまとめています。
シフトノブの根元とすき間のほこり
シフトノブは握る部分の手垢に加えて、根元のカバーやまわりのすき間にほこりや食べかすがたまりやすい場所です。ここはまず掃除機やブラシでほこりを取り、ノブ本体は上の手順で拭きます。
根元のすき間に洗剤や水を流し込むのは避けてください。トヨタの取扱説明書は、車内に水をかけたり液体をこぼしたりしないよう警告しています。布は固く絞り、すき間には乾いた綿棒やブラシを使うと、液だれを防ぎやすくなります。掃除機が届きにくい場所の順番は、車内のホコリと砂の取り方も参考にしてください。
ハンドル・シフトノブに使わないもの
アルコール類を含むクリーナーと除菌シート
手で触れる場所なので、アルコールで拭きたくなるかもしれません。しかし、トヨタ MIRAIの取扱説明書(Web版)は、変色・しみ・塗装はがれの原因になるため使用しない溶剤として、ハンドルについて「シンナーなどの有機溶剤、アルコール類を含むクリーナー」を挙げています。
同じトヨタでも、AQUAの取扱説明書(Web版)はハンドルを分けて書いておらず、「シート以外の部分」について有機溶剤や酸性・アルカリ性の溶剤、染色剤・漂白剤を使わないよう書いています。ホンダの取扱説明書も、ベンジン、ガソリンなどの有機溶剤、酸、アルカリ性の溶剤を使わないよう書いています。このように書き方は車種によって違うので、ご自分の車の取扱説明書で確認してください。
市販の除菌シートやウエットティッシュには、アルコールを含むものがあります。ハンドルやシフトノブに使う前に、製品の成分表示と使える場所の表示を確認し、取扱説明書が使わないよう書いている成分なら使わないでください。送迎車などで感染対策としてハンドルを消毒する必要があるときは、事業所のマニュアルや手引きに従いつつ、ハンドルに使える薬剤を取扱説明書や販売店で確認してください。送迎車の消毒の考え方は、デイサービス送迎車・介護車両の消毒と清掃でも触れています。
艶出しワックス・艶出しクリーナー
トヨタの取扱説明書は、内装の手入れについて「艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。」とし、インストルメントパネルやその他内装の塗装のはがれ・溶解・変形の原因になるおそれがあるとしています。特にインストルメントパネルは、フロントウインドウガラスへの映り込みで運転者の視界をさまたげるおそれがあるとして、警告の扱いです。
ハンドルまわりの手入れのついでにダッシュボードを拭くことも多いと思いますが、つやを出す製品は使わず、水拭きと薄めた中性洗剤の範囲にとどめてください。
ハンドルのスイッチにシリコン系スプレー
最近のハンドルには、オーディオや運転支援などのスイッチが付いている車が多くあります。ホンダの取扱説明書は「オーディオ、スイッチなどの電装品にシリコン系のスプレーを塗布しないでください。」とし、故障や車両火災の原因となるおそれがあると書いています。同じ取扱説明書は、万一電装品にシリコン系のスプレーを塗布したときは販売店に相談するよう書いています。スイッチのまわりは、固く絞った布で表面を軽く拭く程度にしてください。
このほかホンダの取扱説明書は、ケミカル類を使ったあとは必ず乾いた布で軽くふき取ること、使った布を樹脂部品や布材の上に長時間放置しないことも挙げています。
ハンドル中央のパッド部分で気を付けること
ぬらさない・物を付けない・強い力をかけない
ハンドル中央のパッド部分には、運転席のSRSエアバッグが収められています。トヨタの取扱説明書(AQUA)の「SRSエアバッグ」のページは、「ダッシュボード・ハンドルのパッド部分などには何も取り付けたり、置いたりしない」とし、SRSエアバッグシステム構成部品の周辺は、強くたたくなど過度の力を加えないよう書いています。
掃除のときも、パッド部分は固く絞った布で表面を軽く拭くだけにして、ブラシで強くこすったり、洗剤を吹きかけたりしないでください。また、同じページは、販売店への相談なしにハンドルの修理・取りはずし・改造をしないよう書いています。掃除のためにハンドルやパッドを外すことはしないでください。
傷やひび割れを見つけたら販売店へ
拭いているときにパッド部分の傷やひび割れに気付いたら、清掃で何とかしようとせず、販売店に相談してください。トヨタの取扱説明書は、SRSエアバッグが収納されているパッド部に傷やひび割れがあるときは、そのまま使用せず販売店で交換するよう書いています。これは清掃業者が直せるものではありません。レンタカーやリース車、社用車の場合は、まず貸主や車両の管理担当者に伝えて、その指示に従ってください。
拭いてもベタつく・社用車で気になるときの相談先
こすり続けずに手を止めたほうがよい状態
次のようなときは、洗剤を濃くしたり強くこすったりせず、いったん手を止めてください。
- 何度か拭いても、ベタつきや黒ずみが残る
- 拭いた布に、ハンドルやシフトノブの色が移る
- 表面がはがれる、ざらつく、つやが部分的に変わってきた
こうした状態は、汚れではなく表面そのものの傷みや変化であることもあり、その場合は拭き掃除では元に戻らないことがあります。部品の交換や補修が必要かどうかは、販売店に相談するのが確実です。
東京・江東区で車内清掃を相談するとき
ハンドルやシフトノブだけでなく、シートや内張りの汚れもまとめて気になってきたら、プロの車内清掃も選択肢です。当社の車内まるごと清掃は、スタンダードプラン(軽自動車18,700円・普通車22,000円・普通車(3列シート)/SUV車 26,400円、税込)がシート全席の洗浄と車内全体の掃除機掛け・拭き掃除(窓・内張り)の組み合わせで、シートは適切な水分量と薬剤・抽出機を使い分けて、内部の発泡材まで洗浄液を届けて回収します。
プランの作業項目に、ハンドルやシフトノブは個別には書いていません。気になる場所としてお問い合わせのときにお伝えいただければ、素材と状態を見て、どこまで対応できるかをお見積りの段階でご説明します。作業の流れのとおり、お見積り内容にご納得いただいてから施工日時を調整します。
料金はプランの金額のほかに、出張費(対応エリア内一律2,200円)がかかります。オプション/個別メニューのみのご利用の場合、最低受付金額は1訪問あたり出張費含め11,000円(税込)以上です。作業はお車のドアを全開にできるスペースのある敷地内に限り、公道上ではお受けできません。また、作業車の駐車料金はお客様のご負担、作業には電源と水をお借りします(電源持ち込みの場合は3,850円)。詳しくは料金表とご利用ガイドをご覧ください。
出張対応エリアは、江東区亀戸の拠点から10km圏内の東京9区(江東区・墨田区・江戸川区・葛飾区・足立区・荒川区・台東区・中央区・千代田区)と千葉県の市川市・浦安市です。エリア外の方は、江東区亀戸の拠点へのお持ち込みで承ります。営業車や送迎車など法人のお車のご相談も承ります。担当者が出張作業で不在のこともあるので、まずはお電話かメールでご相談ください。お見積りは無料です。
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シート洗浄・エアコン洗浄・除菌消臭・車内まるごと清掃/お見積り無料/東京9区+市川市・浦安市に出張対応
